本が好き、文章が好き
昔から本が好きだった。 本という存在そのものが好き。 ある人が考えた体系を、まとめようと工夫したものが凝集されていると感じると、 それだけで好き。 文章を書くのも好き。 文章を読むのも好き。 でも、本好きとか文章好きだって言うと、 「カシコ(賢い)やなあw」とか 「真面目だね」 「はいはい、本から入るタイプねw」 と言われることも多かった。 すごく嫌だった。(今でも嫌だ。) だって、なんだかステレオタイプの会話で、 面白くないと感じるから。 「本を読む」「文章を書く」ということと、他の事柄を、全部一緒にして投げつけられている感じがした。 アイデアがないんじゃないですかとか、 ポエムですよね~(笑)、とか 頭でっかちになっていると感じるとか、 いやいや弄ってると見せ掛けて誉めてるんですとか、 そういったことと「本を読む」「文章を書く」という行為は、出来れば、せめて時々は、分けて伝えて欲しいなあーと思うタイプ。 (私自身への言いにくさもあるのかもしれないな。)なんか、「本そのもの」「文章そのもの」なんなら「ポエム(詩)」を冒涜されている感じがする。 因みに私は、 アイデアまだまだ乏しい、 自分に向けた文章もSNSに書いている、 知識に翻弄されて行動できない、 等々ということは沢山あるから(笑)、 コミュニケーションは言葉だけではない。 だからこそ、言葉を使うとき、 丁寧に選んでいきたい。 しっくりくる表現に出会うと、身震いする。 それって、言葉を介して目に見えないものに到達しているんじゃないかと思うよ。 その瞬間を毎日夢見て、 相手に伝わる言葉をずっと探し続けながら。 この前の夕焼けこやけ